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Art, Cusine, Travelなどの日記


by artycrafty
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【フレンチ】ル・シュバリエ_e0081652_22183948.jpg

【店名】ル・シュバリエ (Le Chevalier)
【カテゴリー】フレンチ
【場所】名古屋市中区錦2-12-21 錦カナアンビル3F
(大きな看板が出ているわけではないので分かりにくいです)
【TEL】052-220-5820
【定休日】日・祝日
【予算】¥10,000~15,000
【レポート】
とても良い店だと思います。良いところを列挙します。

1)個室が多い
フランス料理店は個室のない店が多い。それはそれで良いのだが、やはり個室は落ち着く。他人の耳を気にせず気楽におしゃべりしながらの食事は楽しい。接待などでも個室の方がよいだろう。オーストリッチ革貼りの椅子など調度品には高級感がある。厨房を見ながら食事ができるカウンター席の個室もあり興味深い。全体的に隠れ家のような雰囲気がある。

2)ギャルソンとソムリエ
にこやかで嫌みのない振る舞い。二枚目が多い。質問には即座に答えが返ってくる。ワインをウリにしている店だけにソムリエの作法も見事だ。大きなグラスに注がれたブルゴーニュからは華やかな香りが広がった。

3)もちろん料理も
アミューズだけで3品あり嬉しい。前菜は鴨のフォアグラとウナギのテリーヌ。魚はヒメジのポワレのイカスミソース。肉はホロホロ鳥胸肉とサマートリュフ。そしてデザート2品にコーヒーと小菓子。いずれも素材を生かしたクセのない味付けで上品。

是非また訪れたいものです。
# by artycrafty | 2006-06-30 22:19 | Gourmet

小樽ビール

小樽ビール_e0081652_1824610.jpg
コンビニに珍しいビールがありました。小樽ビールのデュンケルとピルス。有機栽培の材料で作られたオーガニック・ビール。

デュンケルは暗いという意味のドイツ語で黒い色のドイツビールのことを指します。ピルスはピルスナー。チェコが起源の今や世界を席巻する明るい色の下面発酵のラガービール(日本の普通のビールはすべてピルスナー)です。

このうちデュンケルが特に美味しい。日本のビールに慣れ親しんだ舌には違和感のないマイルドな飲み心地。ドイツビールのデュンケルはイギリスのスタウトなどの黒ビールのような苦みは少ない。しかししっかりした香りと味があり日本の4大メーカーの清涼飲料水のようなビールとは一線を画しています。

小樽ビールはビール評論家マイケルジャクソンも言及しているほど有名な日本の地ビールメーカーです。
http://www.otarubeer.com/home_j/
# by artycrafty | 2006-06-17 18:03 | Beer

丸ノ内ホテル

ホテルレポート

【立地】☆☆☆☆☆
東京駅丸の内北口、目の前。ショッピングモールOAZOの上層階に位置する。立地条件は非常に良い。

【料金】☆☆☆
高級ホテルは宿泊料が高いのは当たり前。要は値段と内容が一致しているかどうか。そういう意味に於いてはほぼ妥当かまたはもう少し安くてもよいというレベルであろう。今回の利用は高層階であるコンフォート・フロアのシングル・ルームで1泊約27,000円。

【接客】☆☆☆☆
コンシェルジェ、ベル、フロントを全て若い女性で固めた布陣は特異であるが、まずい作戦ではない。場所がらビジネスユースが多いであろうし、にこやかな若い女性を嫌う男性は少ないであろう。リクエストに健気に応えようとする姿勢は好感が持てる。しかし頼りがいのありそうなベテラン男性スタッフには高級感を演出する効果もあるはずだ。

【パブリックスペース】☆☆☆☆
フロントの雰囲気が良い。壁や絵、置物のセンスが光る。ビル7階ながら庭もある。吹き抜けには染め物作家による作品が掛けられ、廊下には格子戸風の飾りといった和のテイストが良い。カードキーを差し込まないと動かないエレベーターのセキュリティは良い。しかしエレベーターの待ち時間は少々長い。

【部屋】☆☆☆
東京都のこの場所にしてはがんばったと言える広さ。さらにベッド上部の天井に丸みを持たせ間接照明を使うなどの方法で実際よりも広く見せるテクニックが上手い。和の要素を取り入れたベッドサイドの飾りや絵、取っ手が付いて動かしやすいデスクチェアー、AQUOSの液晶テレビ、アナログの目覚まし置き時計などの調度品が良い。SIMONS製のベッドの寝心地はとても良い。防音が優れており廊下や隣室の音は全く聞こえない。今や必須であるインターネット高速LANはもちろん無料。しかし東京駅を眼下に臨む眺望は、電車マニア以外にはあまり興味のわくものではなさそうだ。サニタリー・ルームは減点の対象になる。このクラスのホテルにしては狭く、バス・トイレ・洗面が同室。浴槽はラウンドした形状で、珍しいバス枕もありその点は良いとしても、洗い場が無い。またシャワーの水量不足は痛い。アメニティはホテルオリジナルなので高級感に乏しい。

【レストラン】☆☆
メインレストランであるフランス料理店「ポム・ダダン」でディナーをした。コースには約9,000円と13,000円のものがあった。ミクニで修行したシェフによるそれなりにオリジナリティのある料理は悪くない。だが如何せん給仕のレベルが低い。見かけ上は感じがよいのだが真の丁寧さがない。コンシェルジェを通して予約を入れて出かけたのだが、入り口で出迎えがない。こちらから呼び止めて予約の旨を告げると笑顔で、お待ちしておりました、とのこと。お待ちしていたのなら出迎えろよと。また、注文した料理の説明をする人もいれば、しない(できない?)人もいる(特に女性)。つまり持ってくる人が変わる。テーブルによって担当が決まっていないのも問題。隣のテーブルの人は、あろうことか、注文したまま忘れられていたようで、そのことを訴えてようやく運ばれてきた。申しわけありません、と言っていたが唖然とした。ファミリーレストランじゃないんだから……。さらに食事が終わって会計の伺いに来るかと待っていても一向に来る気配がない。何人もの給仕をちらちら見ているのに気が付かない。しょうがないので呼び止めて勘定を請求する。お客の様子を見てないってことがこのことからもよく分かる。

【総評】☆☆☆
レストランが象徴的なように、真のホスピタリティーというレベルにはまだ遠い。しかし立地も設備もスタッフの微笑みも充分に心地良さを感じさせる。もう一度利用したいと思えるホテルである。

http://www.marunouchi-hotel.co.jp/index.html

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# by artycrafty | 2006-06-14 20:44 | Travel
最高級の和牛とは 【ちか道】_e0081652_14573874.jpg

【店名】ちか道
【カテゴリー】ステーキ・焼肉
【場所】新栄(CBCの栄側の道を南に入り4本目を左)
【電話】052-262-0757
【定休日】無休 ?
【予算】焼肉コース15,000~20,000 円
【レポート】
この店を紹介するのは正直気が進まない。なぜなら、これほど高いクオリティの肉は稀少であり、この店が評判になればなるほどますます稀少になってしまうからだ。だからできることなら、ステーキ好きのグルメの皆さんには、もっと有名な店で、(ここでも充分に高いが)もっと高いお金を出して、そして実はもう少しクオリティの低い肉を、たくさん食べて頂きたい。

小さなビルの1階にひっそりとその店はあります。店内はカウンター席と、掘り炬燵式の部屋が二つというこじんまりした造り。シンプルながら品のいい内装。店員は二人、肉を選ぶ目にかけてはもはや神懸かり的な領域に踏み込んでいる店主と、その奥さんだけ。二人はとても謙虚で腰が低い。しかし肉(とワイン)を語り出したら止まらない。気を付けろ。

温度管理され選び抜かれた数種類のワインの中から選んだ品でまずは乾杯。生ハムや煮込んだ肉やサラダのお通しが運ばれる。テーブルには肉を焼くための特製鉄板がしつらえてありそれに点火される。やがてつぎつぎと霜降り肉が運ばれてくる。「とにかく現時点での最高の肉とは何か、それを遊んでみてください」と店主が直々に肉を鉄板に乗せてくれる。「今日は店主じきじきですか?」「はい、がんばらせて頂きます」そう言いながら店主は最高の肉について語り始めた。それは美味しい肉を作り出すために情熱をかける熱き男たちの物語であった。そんな話を流し聞きながら口に入れたその焼肉は、うーん、気が遠くなるような美味さ。なんだこれは!! という世界である。こんな厚さの肉がこんなに軟らかく、とろけるように。しかも単に霜降りの部分が軟らかいのではない。筋肉そのものが軟らかく、噛むほどに味が拡がってゆく。こういった感じで数種類の肉が続き、最後にごはんと白みそ汁、とろけるようなメロンで終了します。

「いわゆる品評会などでつけられる最高等級の肉、それが私のお出しする最低のグレードです。最高等級の上にはもう等級がありません。その中でいかに最高のものをお出しすることができるか、というのが私の目指すところです。このクオリティの肉はどんなにお金を積んでも、生産者との信頼関係が無いと絶対に手にはいりません。」と店主。「日本で最高の肉ということは、世界で最高ということですか?」そう店主に聞いてみた。答えは言うまでもない。ということで、来るたびに和牛というもののモノ凄い世界を感じさせられます。
# by artycrafty | 2006-05-27 14:58 | Gourmet
【店名】ミクニナゴヤ
【カテゴリー】フレンチ
【場所】名古屋駅マリオット・アソシアホテル52F
【URL】http://www.associa.com/nma/restaurant/mikuni.html
【定休日】無休
【予算】ディナーコース14,000円〜
【コード】男性ジャケット着用、禁煙、中学生以上
【レポート】
世界のトップシェフの一人、三國清三(http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi)の店が名古屋のマリオットホテルに誕生して6年になる。繁盛している店で、当初は数ヶ月待ちだったという。現在でも名古屋で最も予約が取りにくいレストランではないだろうか。

名古屋駅に隣接するJRタワーズの15階でマリオットホテルのロビーに入る。そこから高層階エレベーターで一気に52階へ。エレベーターホールはすでにミクニのエントランスだ。「いらっしゃいませ、ご予約のお名前を」案内係に連れられて店内へ。前室ではソムリエからシャンパンを勧められクリコなどを飲みながらしばし談笑。「そろそろ店内へ」と促され進むと、pm8頃の店内は6割方埋まっていた。客層は30-50才代の2-4人連れが多く、比較的若いカップルもドレスコードを遵守している。店内は落ち着いた照明の中に高級感が漂っている。

お品書きによると、アミューズに続いて前菜、魚料理、肉料理、チーズのワゴンサービス、デザート、ケーキのワゴンサービス、コーヒーと小菓子となっている。どれも凝った料理でさすが一流店だと納得した。特に気に入ったのは本日の魚料理「甘鯛のポワレとホワイトアスパラガスのロティ、五穀米とアサリの焼きリゾット添え、アオサ海苔のチュイル飾り、そのアサリのジュのブールバチュとグラスドヴィアンドの香り」という品。ワインは当然ながら銘柄毎に合ったグラスでサーブされる。5-6人のギャルソンは30-40代。意外に堅苦しさがなくにこやかな印象。満足のいく2時間半のディナーであった。
# by artycrafty | 2006-05-20 16:39 | Gourmet